【韓国コスメ】hince ヒンスのセカンドスキンファンデーションレビュー! 〜色選び・使用感をコスメオタク観点からチェック〜

韓国内だけでなく日本でも人気急上昇中のコスメブランド、hince(ヒンス)。リップやアイシャドウなどのカラーメイクアイテムが中心で、他では見ない絶妙な色出しで人気です。そのhinceから初のベースメイクアイテム「セカンドスキンファンデーション」が発売されました!

2021年現在、日本国内のヒンス実店舗はアットコスメトーキョーのみ。多くの方は通販利用がメインだと思います。手にとってお試しができない通販だからこそ、自分に合う質感や色味なのか事前リサーチで知っておきたいところですよね?

そこで今回、ヒンスのセカンドスキンファンレーションの色展開や質感など、独自の観点からレビューしてみました。ひとつの口コミとして、購入時の参考にしていただければうれしいです。

目次

hince(ヒンス)のセカンドスキンファンデーションを6つの点から評価

hinceのセカンドスキンファンデーション(以下:ファンデ)を実際に付けてみて評価するだけでなく、以下の6つのポイントをチェックしました。

  1. ファンデの色展開
  2. 塗りごこちと質感
  3. 毛穴カバー力
  4. シミ、くすみカバー
  5. 水(汗)への耐性
  6. マスク着用時、マスクへの付着の程度

ではさっそく結果を見てみましょう!

1,hince(ヒンス)ファンデの色展開

  • 色展開:◎ 
    色展開が多く、ブルベ肌もイエベ肌にも合うカラーが見つかる

ヒンスのファンデは以下の5色展開です。

  • 17番:ポーセリン
  • 21番:アイボリー
  • 22番:ベージュ
  • 23番:サンド
  • 24番:バフ

実際に自分の腕に17〜23番までのサンプルを塗布してみました。
色味の比較対象のため、HERAのグロウラスティングクッション、21N1番と23N1番も一緒につけています。

実際にカラーを手にとって色合いを見ましたが、17番ポーセリンはピンクみが強めの1番明るいカラー。21番はピンクと黄色みのブレンドが絶妙な中間色。22番、23番は黄色みが強めのオークル系に感じました。公式によるとニュートラルカラーは22、23番、24番だそうです。
残念ながら24番はサンプルがなかったので比較できませんでしたが、公式サイトによると1番暗めのオークル系カラーです。

韓国では明るめの肌が人気なため標準色は21番。日本ではナチュラルな色味が人気なため22番が標準色とされています。明るめピンク系から黄みがしっかりあるオークル系まで色の選択肢が幅広いので万人受けするファンデなのでは?
参考までにHERAの23N1番が合うカラーの筆者ですが、hinceのファンデは21番が肌の色味に合いました。

2,hince(ヒンス)ファンデの塗り心地と質感

  • 質感:
    ツヤが残るセミマット系、時間が経つとマット寄り
    軽い乳液のようなテクスチャー

    【POINT!】
    ナチュラルに仕上げるならブラシ塗り。
    しっかりカバーしたいなら手での直塗りがおすすめ。
    ただし手での直塗りは厚塗り感とムラに注意。

【塗りごこち】はじめは手で少量ずつ直付けしてみたのですが、ファンデーションの両調節が難しく厚塗り感とムラが出てしまいました。急遽ブラシ塗りに変更してみたのですが、ブラシ塗りのほうがとくにテクニックがなくてもムラなく仕上がります。

【質感】付けてみての感想は「とにかく軽い!」。粘度の少ない乳液のような感じでスルスルと塗れます。筆者はワンプッシュで全顔に塗れました。仕上がりはナチュラルで軽いのでお化粧感が出るのが苦手な方におすすめです。

時間が経つと少し乾燥を感じましたが、これは筆者が乾燥よりの混合肌のせいかもしれません。乾燥肌の方はファンデーション前にしっかりと保湿するのをおすすめします。

3, hince(ヒンス)ファンデの毛穴カバー力

  • 毛穴カバー力:△ 
  • 毛穴の開きが気になる方は、下地に毛穴カバー製品の使用をおすすめ。

【ファンデ塗布してBefore→After比較】

ではここから実際にファンデーションを塗る前と塗った後の肌状態の比較します。勇気を出して無修正の肌を晒します(笑)

下地を付けない状態で専用ブラシを使用してファンデーションを塗布しました。塗布前はくすみ、赤みがかなり目立つのがわかるでしょうか?塗布後は適度なツヤを残して、セミマットな仕上がりです。くすみもまずまずカバーしています。
残念ながら毛穴の開きはカバーできなかった模様。かなり目立ちます。(これは元の毛穴開きがひどいせいもあると思います)

【毛穴カバー実験】

どの程度の毛穴カバーができるのか、詳しくチェックするために、オレンジの皮を肌に見立ててファンデーションを塗ってみました。塗った直後、30分後の比較です。

ファンデ塗布30分後のほうがオレンジの凹凸部分が目立ちます。このことから多少は毛穴カバーできても、深い毛穴の開きはカバーできないと判断しました。下地に毛穴カバー系のアイテムを使用したほうがよさそうです。

4, hince(ヒンス)ファンデのシミ・くすみカバー

  • シミ・くすみカバー力:△
  • くすみは隠れるが、色がしっかりしたシミのカバーはできない。コンシーラー併用をおすすめ。

薄いシミと濃いシミに見立てた茶色の油性マジックの上に、ブラシでファンデーションを塗ってみました。

濃い茶、薄い茶どちらもカバーできていない感じです。このことから目立つシミにはコンシーラー使用をおすすめします。

筆者が実際に肌に塗ったときは、くすみはわりとカバーできていたように感じます。くすみカバーだけを見ればまずまずといったところでしょうか?

5, hince(ヒンス)ファンデの水(汗)への耐性

  • 水(汗)への耐性:×
  • 暑い季節はは化粧崩れが予想される。化粧崩れを起こさない工夫が必要。パウダー処理やメイク崩れ防止スプレー(メイクアップフィクサー)を使用してもよさそう。

肌に見立てたオレンジの上にファンデを塗布し、完全に乾いてから水を噴霧してファンデを拭き取ってみました。

ファンデを塗布してから1時間後、完全に乾いた状態で水を吹きかけます。キッチンタオルで拭き取りましたが、ファンデが付着してしまいました。

この結果が示すのは、汗をかく夏場では、メイク崩れが起きる可能性が考えられるということ。ファンデ塗布後はパウダーで仕上げたり、メイク崩れ防止スプレー(メイクアップフィクサー)を併用したりすることでファンデ崩れが防げそうです。

6, hince(ヒンス)ファンデのマスク付着度チェック

  • マスク着用時のファンデ付着:△ 
  • マスクにファンデが結構ついてしまいますが、化粧の崩れ方がきれい。気になるなら化粧崩れ防止スプレー(メイクアップフィクサー)の使用など工夫が必要。

ファンデを塗布後、マスクを5時間ずっと着けっぱなしにしてBefore→Afterの様子を見ました。

写真でも分かるとおり、鼻・頬の高い場所のファンデ付着が目立ちます。公式ではマスク着用でも密着力があるファンデだとアピールしていますが、個人的には摩擦や水(汗)への耐性は弱めだと感じました。

写真のようにマスクにはファンデ付着があっても、メイクの崩れ方自体はきれいでした。化粧直しもパウダーで軽く整える程度でよさそう。この崩れ方だったら私は許容範囲内です。

もしマスクのファンデ付着が気になるようでしたら、ファンデ塗布後のパウダー処理や化粧崩れ防止スプレーなどの対策が必要かと思います。

hince(ヒンス)ファンデをおすすめしたいのはこのタイプの方

【セカンドスキンファンデーションがおすすめの方】

  • ナチュラルなセミマットファンデをお探しの方
  • 肌本来の美しさを生かす薄付きファンデをお探しの方

肌トラブルのない方がヒンスのファンデを使ったら透明感が爆上がりしそうです。とくに毛穴が目立たない方なら、陶器のように滑らかで輝く肌表現ができそう。

個人的に似ていると思ったのが「RMKのリクイドファンデーション」。リクイドファンデーションをもっとセミマットにした感じのような印象を持ちました。

【このファンデでは物足りなさを感じると思う方】

ファンデにカバー力をお求めの方
ファンデの持ち具合を重視する方

筆者のように毛穴開きやシミ・くすみが目立つ肌の場合、コンシーラーと毛穴対策が必須。カバー力重視のファンデをお求めの方には、ちょっと物足りないのではないでしょうか。

今回の実験で、個人的に気になったのが水、摩擦への耐性です。
霧吹き水を吹きかける実験と5時間連続マスク着用実験で、ファンデ崩れが確認できたのが気にかかるところ。
仕上がりはナチュラルできれいなのですが、汗をかく季節にこのファンデを使用するのは少し頼りなく感じました。真夏の使用よりも春、秋など汗の気にならない季節に使用するのがよさそうです。

化粧品は肌質や年齢、環境によって使用感や印象が変わります。今回の実験はあくまでもファンデーションを選ぶ上のひとつの目安として考えていただけるとうれしいです。

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